『ぷよぷよ7』プロデューサーコラム

第6回 タイトル名『ぷよぷよ7』

みなさん、こんにちは!
『ぷよぷよ7』プロデューサーの細山田水紀です。

ニンテンドーDS版発売日以降、戸田恵梨香さん「対戦篇CM」の放送がスタート。
さらに、戸田さんを含む24組の方々がさまざまなシチュエーションで『ぷよぷよ7』をプレイする「みんなのぷよ顔CM」も、ただいまテレビで放映中です。

「みんなのぷよ顔CM」は、きちんとした台本がなく、出演者や関係者の方などが場所やイメージを確認するために用意された紙1枚のみで撮影に臨みました。

事前説明は、僕やぷよチームのスタッフから操作方法を簡単に説明するのみ。
本当にはじめて『ぷよぷよ7』を遊ぶ様子をそのまま撮影しています。

ぷよぷよを遊んでいる人がいたり、プレイしている映像が流れているのを見たりすると思わず遊びたくなってしまいますが、このCMを見てぷよぷよを遊びたくなると同時に、さまざまな方々のぷよ顔を見ることでみんなが笑顔になれるといいな〜と思っています。

「ぷよぷよ7公式サイト」では、この24組の「みんなのぷよ顔CM」を一気に見ることも可能です。
ぜひお早めにチェックしてみてください!

CM出演者の方には、本当に久しぶりにぷよぷよを遊ぶ方もいたりするのですが、初代ぷよぷよを遊んでいた方も多く、『ぷよぷよ7』というゲームタイトル名で、驚かれることが多いです。

それだけ長く続いているぷよぷよシリーズですが、今回はゲームの中身からちょっと離れて、『ぷよぷよ7』という名前について、取り上げたいと思います。

シリーズ18周年

今回、18周年目のシリーズ最新作を『ぷよぷよ7』と名前を付けました。

その理由は本当にたくさんあり、名前を決める際には、その候補名はおよそ100個ぐらいありました。その中で名前を決定する際に重要視したものとして、シリーズを順番に並べた際に、7作目という位置づけを重要視したというのが、その一番の理由です。

シリーズ1作目
ぷよぷよ
シリーズ2作目
ぷよぷよ通
シリーズ3作目
ぷよぷよSUN
シリーズ4作目
ぷよぷよ〜ん
シリーズ5作目
ぷよぷよフィーバー
シリーズ6作目
ぷよぷよフィーバー2【チュー!】
15周年記念版
ぷよぷよ!
シリーズ7作目
ぷよぷよ7

基本的にどの名前も、数字やゲームシステムなどにかかっています。
たとえば、『ぷよぷよフィーバー』は、5作目の「Five」をもじって「Fever」としています。

シリーズ6作目に関しては、チラシやポスターなどに掲載して訴えかけるコピーとして「ずっと夢(む=6)チュー」としていたこともあり、6作目と考えています。

これに関しては、『ぷよぷよフィーバー2【チュー!】』をフィーバーの世界観をさらに広げるプラスと考えて、5作目パート2と考えて、15周年記念版『ぷよぷよ!』を6作目とする考え方もあります。

また、『ぷよぷよ!』を7作目とする考え方もありますが、ゲームの中身やこれまでのシリーズの流れを考えるとその考え方も間違いではないのですが、現状では、上記の流れと考えて、『ぷよぷよ7』をシリーズ7作目とする形となっています。

名前の付け方には、その他にもお伝えできない法則や理由もあります。ぜひ想像してみてください。

『ぷよぷよ7』に決めた理由

最新作『ぷよぷよ7』は、シリーズ7作目ということで、ストレートに『ぷよぷよ7』と決めました。

本当にたくさんのタイトル名の候補を挙げたのですが、その中には、ファンの皆さんが提案しているものと全く同じものもありました。これまでの流れも尊重しつつ、いろいろな意味で「へんしん」していかなくてはならないと感じていたこともあり、かなり悩みました。

シリーズ7作目の最大のポイントは、新ルール「だいへんしん」なのですが、最初の企画書においては、そのルール名「ぷよぷよだいへんしん」がそのまま企画書のタイトル名として書かれていました。

その他にもだじゃれ的なものもあったのですが、基本的に名前などを決める際は、開発スタッフや関係者からゲーム名案を募集したり、もらったものを投票したり、意見を取りまとめたりして、候補を絞った上で、最終的には僕自身が決めて、みんなからOKをもらうという形を取っています。

今回、名前を決める上で最も重要視したのは、分かりやすさという部分でした。

実際に初代ぷよぷよルールをプレイしてから、ぷよぷよ自体は知ってはいるけれど、『ぷよぷよ通』以降を遊んでいない方が本当に多く、また、初めてぷよぷよを遊ぶ方にどれだけ新作をストレートに伝えるか?というのが名前の由来の最も大きいポイントとなっています。

昔から遊んでいる人も今回が初めての方も一緒に遊んでほしいということで、ナンバリングタイトルとして最も分かりやすい数字のみをつけるゲームタイトル名としました。

今回のゲームの名前自体やシリーズの流れを定義することに賛否両論あると思いますが、ぷよぷよに関する考え方を全てを説明するのは難しいと感じています。

なにはともあれ、「面白いぷよぷよを作って、みんなで盛り上がろう」というのが一番で、今後も次に続けていくことも大事だと思っているので、ぜひぷよぷよシリーズを応援してほしいと思います。

さいごに

今回は少し難しい話となってしまいましたが、店頭で、「あ、ぷよぷよせぶんだ!」という声を聞いたり、何の違和感もなく『ぷよぷよ7』を買っていただいたりしているのを見ると本当にありがたいと感じています。

新旧のファンのみなさんあってのぷよぷよシリーズだと実感しています。
いい意味で今後も進化し続けていければと考えているので、すでにプレイされた方は、ぜひゲームソフトに同封されたはがきやインターネットでアンケートにお答えください。今後の参考とさせていただきます。

また、周りのお友達やご家族と一緒に遊んだり、ブログで感想等を書いてみてください。
多くの方の盛り上げがそのまま、今後のぷよぷよシリーズにいかされると考えています。

今回はここまで。
来週は夏休みとして、再来週に更新予定です。
次回のコラムをお楽しみに!

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