みなさん、こんにちは!
『ぷよぷよ7』プロデューサーの細山田水紀です。
本日、「ぷよぷよ7オリジナルサウンドトラック」CDが発売されました。
多くの方からのリクエストによって実現したこのCDには、『ぷよぷよ7』に収録された楽曲が全て詰まっています。
今回は、このサウンドトラックCD(*以下、サントラCD)をご紹介します。
商品名 | ぷよぷよ7 オリジナルサウンドトラック |
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発売日 | 2009年12月11日発売 |
品番 | GNCA-7148 |
価格 | 2,400円(税込) |
発売元 | 株式会社ウェーブマスター |
販売元 | ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント・ジャパン |
レーベルWebサイト | http://www.wave-master.com/ |
今回新規収録の楽曲はもちろん、過去のぷよぷよシリーズをプレイした方も聴き覚えがある(?)と思われる楽曲など、短めのジングルを含む全41曲収録しています。
ゲーム制作においては、BGMやSEなど音楽はすごく重要な要素となっています。
制作序盤の段階で、仮で作ってもらった楽曲を聴くことで、完成形がより具体的にイメージできたり、楽曲から感じたイメージで制作中のゲームが良い方向に形作られていくなどの影響を受けたりします。
『ぷよぷよ7』に収録されている楽曲は、『ぷよぷよフィーバー』以降のシリーズ楽曲を手がける安倍栄基(あべひでき)サウンドディレクターにお願いしています。
プロジェクト発足当時に、まだ企画書があるだけで何も存在しない段階で相談したのが去年の夏の初めごろ。
今回のゲームのポイントとなる「だいへんしん」ルールで「へんしん」した後に流れる楽曲を一番最初に制作してもらいました。
途中段階で実際にゲームが動いているものに、テストで制作してもらった「へんしんモード」中の楽曲をプログラマーが組み込んで、ためしにプレイしてみると…。
初めて遊んだ瞬間に思わず「おぉ〜」と声が出てしまいました。
ゲームの変化もさることながら、楽曲そのものがキャッチーで予想以上の出来であることが多いので、いつも驚かされています。
後日、作曲した本人に聞いたところ、「へんしんというイメージ、盛り上がりを持ちつつも、フィーバー時の曲イメージとどういう風にして差別化するか?」を苦労したとのことです。
その後、ゲームは試行錯誤で完成させていきますが、「だいへんしん」モードの楽曲や他の楽曲もプロジェクトの進行とともに徐々に進化して、完成版がゲーム本編に収録されています。もちろんサントラCDにも、14曲目「だいへんしん☆モード!」という曲名で収録されています。
ゲーム中に流れるBGMと同時に、今回は、エンディングに流れるテーマ曲「ぷよぷよのうた」を作成&収録しました。『ぷよぷよ7』に主人公として登場する「りんご」が歌っていますが、この楽曲にはいろいろな思いがこめられています。(サントラCDのブックレットで一部簡単に コメントしています。ぜひご覧ください。)
この「ぷよぷよのうた」ですが、楽曲を制作している途中段階で一部を公開しました。
Project_RINGO | SEGA
http://sega.jp/project_ringo/
まだ、『ぷよぷよ7』を作っているとはいえない状態で、次回作に対する期待が多かったこともあり、 「ぷよぷよ」という名前は外した状態での「ぷよぷよ7ティザーサイト」としてスタートしました。
「ぷよぷよのうた」という曲自体もブラッシュアップ中で、歌詞もない状態だったのですが、ティザーサイトの反響が大きかったことで、『ぷよぷよ7』に関わるスタッフ一同勇気付けられました。
ゲームが完成する前に楽曲も完成し、ゲーム内はもちろん、反響が大きかったことや楽曲自体の完成度や評判も高かったことで、その後シングルCDの発売を行い、サントラCDの発売とつながりました。
ファンのみなさんの後押しがあって、それぞれが良い方向に連鎖的に進むことで実現できたと感じています。
いつも応援本当にありがとうございます。
サントラCDでは、「ぷよぷよのうた」に加え、41曲目にはシンガーソングライターのコトリンゴさんによる「ぷよぷよのうた コトリンゴCMバージョン」も収録しています。
テレビCMや「ぷよぷよ7公式サイト」のコトリンゴさんの紹介ページでも一部を聴くことができますが、ゲームとは異なるステキな1曲となっているので、ぜひフルサイズで聴いてほしいです。
今回のサントラCDを制作するきっかけとなったのは、これまでリリースしてきたぷよぷよやサントラCDの売り上げやアンケートや体験会で直接聞いたたくさんのみなさんからの熱い要望でした。
自分自身も欲しいと思っていたので、皆さんの要望が大きな後押しとなったのは間違いありません。
全国のお店で購入できますが、手に入りにくくなる可能性もあるので、ぜひお早めにゲームと一緒にゲットして、じっくり聴いてほしいと願っています。
今週はここまで。
次回のコラムをお楽しみに!