『ぷよぷよ』プロプレイヤーぴぽにあ選手が愛媛県eスポーツテクニカルアドバイザーに就任
対戦アクションパズルゲーム「ぷよぷよ」シリーズのジャパン・eスポーツ・プロライセンス保有選手であるぴぽにあ選手(愛媛県松山市出身)が、愛媛県よりeスポーツテクニカルアドバイザーに委嘱されたことを発表いたします。
アドバイザーとしての任期は今年8月から来年3月末となり、期間中ぴぽにあ選手は、愛媛県内の障がい者関連施設利用者を対象とした『ぷよぷよ』のスキル向上に向けた技術指導、県主催のeスポーツ関連イベントへの協力、県内外に向けた情報発信など愛媛県における障がい者eスポーツプレイヤー活動の支援を行います。また、セガはぴぽにあ選手のアドバイザー活動のサポートを行い、愛媛県が取り組む障がいのある方々がeスポーツシーンに参加しやすい環境づくりに向けた事業のお手伝いをします。
愛媛県では、年齢や性別、障害の垣根なく競い合い、楽しむことができるeスポーツを、障害がある方に重点を置いて推進することで、障害がある方の輝く場や健常者との交流を深める機会を創出し、一層の社会参加を図ることを目指した取り組みを行っています。セガでは、本事業に協力し、2021年に行われた愛媛県内13の障害者関連施設利用者を対象としたオンラインコーチングの企画、運営を行っております。また、ぴぽにあ選手も講師として協力しており、今回のアドバイザー就任のきっかけになりました。
『ぷよぷよeスポーツ』ではアクセシビリティの向上を図るべく、色覚多様性に対応した「色ちょうせい」機能のアップデートの実施、障がいがある方も参加しやすい大会運営などにも取り組んでいます。セガでは事業、及びその関連資産を活用し、ステークホルダーにおけるSDGs達成への一助となるべく取り組みを今後も進めてまいります。
ぴぽにあ選手プロフィール
2018年6月ぷよぷよカップで入賞し、JeSU公認プロライセンス取得。これまでセガ公式プロ大会23大会に出場し、64試合45勝(勝率70.3%)。特にSEASON3(2020年度)は5大会中、優勝4回、準優勝1回と無敵を印象付けた。セガ公式大会で優勝6回、入賞15回は、いずれも現役プロ選手38人中最多を記録している。
一方で、元システムエンジニアの経歴を活かし、セガが取り組むエデュテイメント活動においても「ぷよぷよプログラミング講座」の講師を精力的にこなし、全国の小中高校に向けたプログラミング授業でも活躍している。また、障がい者eスポーツの普及にも取り組み、プレイヤーたちの技術向上にむけた講習会の指導などにも積極的に参加している。
プロゲーミングチーム「SBI e-Sports」所属。
愛媛県 観光スポーツ文化部長 髙岡 哲也氏コメント
本県出身のぴぽにあ選手に、県事業へ御協力いただけることを大変心強く思います。障がい者に重点を置いたeスポーツ事業も3年目に入り、県内の障がい者からは、「もっと上達したい」といった技術的な課題をよく耳にするようになりました。ぴぽにあ選手のサポートにより、eスポーツを実施する障がい者の課題克服やモチベーション向上、更なる交流機会の拡大につながることを期待しています。
ぷよぷよeスポーツプロプレイヤーを代表して、このような大役をいただき大変光栄に思います。生まれ育った大好きな愛媛県に、eスポーツを通じて貢献できることを嬉しく思います。ぷよぷよに限らずeスポーツは、健常者だけでなく障がいのある方々にとっても自己表現を実現できる場だと思います。国体文化プログラム全国都道府県対抗eスポーツ選手権などで活躍の場も用意されています。私のスキルを皆さんに共有して、愛媛県から多くのぷよぷよ競技プレイヤーが誕生することを楽しみにしています。
一般社団法人日本eスポーツ連合 会長 岡村 秀樹氏コメント
eスポーツには、年齢や性別、身体的なハンデキャップといった壁を超えて競い合えるという特徴があり、スポーツ興行としてだけではなく、共生社会を実現するための解決策としての側面を持っています。
今回、JeSU公認のプロeスポーツ選手として、ぴぽにあ選手が、このような取り組みに参画することは、eスポーツが多様性の時代の新しいスポーツとして定着するための非常に大きな一歩になると確信しています。
すべての人々が平等で健康に過ごせる社会の実現に向けたeスポーツの活用が、今後も増えていくことを期待しています。
株式会社セガ 「ぷよぷよ」シリーズ総合プロデューサー 細山田水紀コメント
ぴぽにあプロの愛媛県eスポーツテクニカルアドバイザー就任おめでとうございます。ぷよぷよプロプレイヤーが生まれ育った地元を応援したり、障がいのある方々を応援したりする機会があることはとてもうれしく、さらなる盛り上がりや感動体験が生まれることに期待しています。